買い物に行けない数日間をどう乗り切る——単身赴任者が備蓄しておくべき食料・飲料と宅配の使い方

健康管理・メンタル

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シリーズ第1回・第2回では、元気なうちの備えと、発症当日の初動対応を解説しました。第3回となる今回は「食」に特化し、高熱で買い出しにも料理にも行けない数日間を、どう乗り切るかを扱います。

高熱時は「買い出しできない」「調理できない」が前提

体調が万全なときは、多少買い置きが少なくても、コンビニやスーパーに行けば何とかなります。しかし高熱でぐったりしている状態では、外に出ること自体が困難です。また、包丁を握ったり火を使ったりする調理も、普段のようにはできません。

だからこそ、体調不良に備える食料は「常温で保存でき」「調理がほぼ不要」という2つの条件を満たすものを中心に揃えておく必要があります。

常温保存・調理不要の備蓄食料リスト

以下は、単身赴任者が備えておきたい、体調不良時向けの食料・飲料の具体例です。量の目安は一人暮らしを想定しています。

水分補給用

  • 経口補水液:発熱で汗をかいたときや、下痢・嘔吐を伴う体調不良のときに欠かせません。500ml×2〜3本程度を常備しておくと安心です。粉末タイプなら場所を取らず、水に溶かすだけで使えます。
  • スポーツドリンク:経口補水液ほど電解質濃度は高くありませんが、飲みやすさの面で併用すると続けやすくなります。

常備するなら、医療・介護の現場でも使われている定番の経口補水液と、口当たりのやさしいスポーツドリンクを1ケースずつ備えておくと、体調に合わせて選べて安心です。

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すぐに口にできるもの

  • ゼリー飲料:食欲がないときでも喉を通りやすく、最低限のカロリーを補給できます。常温保存できるタイプを常時2〜3個ストックしておきましょう。
  • レトルトのおかゆ:温めずにそのまま食べられるタイプもあり、胃腸への負担が少ない食事として便利です。2〜3食分を目安に備蓄します。

いざというときのために、常温保存できる小分けタイプのゼリー飲料と、味のバリエーションがあるおかゆセットをストックしておくと、食欲がない朝でも飽きずに続けやすくなります。

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やや動けるようになってきたときに

  • 缶詰スープ:温めるだけ、あるいはそのままでも食べられるものを選びます。コーンスープや野菜スープなど、消化に優しいものが適しています。
  • うどん(乾麺またはレトルト):茹でるだけ、あるいは電子レンジで温めるだけで食べられるタイプは、動けるようになってきた回復期の食事として重宝します。

缶詰やレトルトは賞味期限が長く、日常のストックローテーションにも組み込みやすいのがメリットです。乾麺タイプのうどんも常温保存でき、普段の食事に使いながら入れ替えられます。

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これらはすべて常温で長期保存が可能なため、普段の食生活で使わなくても、賞味期限内であれば無駄になりにくいという利点もあります。

回復期は「段階別」に食事を考える

体調不良から回復していく過程では、食べられるもの・食べるべきものが段階的に変わっていきます。

発熱・食欲がない時期:経口補水液やゼリー飲料など、水分と最低限のエネルギー補給を優先します。無理に固形物を食べる必要はありません。

熱は下がったが胃腸が本調子でない時期:レトルトのおかゆや、具のない味噌汁、缶詰スープなど、消化に優しいものを選びます。脂っこいものや刺激の強いものは避けましょう。

動けるようになってきた回復期:うどんや雑炊など、少しずつ固形物や炭水化物を増やしていきます。この段階で無理に普段通りの食事に戻そうとせず、体調を見ながら徐々に戻していくことが大切です。

この段階になると、栄養バランスの取れた惣菜を取り入れるのも一つの方法です。管理栄養士監修の冷凍惣菜なら、体力が戻り切らないうちでも手軽に品数のある食事がとれます。

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体調に応じてこの3段階を意識しておくと、「何を食べればいいかわからない」という迷いを減らせます。

宅配サービスの活用—玄関先で完結する買い物

備蓄が尽きた場合や、回復期に少し違うものが食べたくなった場合には、宅配サービスが強い味方になります。

ネットスーパー

大手スーパーの多くがネットスーパーを展開しており、注文すれば自宅の玄関先まで届けてもらえます。体調不良時は、外出せずに必要な食料・飲料をまとめて手配できる点が大きなメリットです。

生協の個人宅配(コープ)も、定期的な食材宅配に加えてスポット注文にも対応しているところが多く、体調不良時の心強い選択肢です。下記でご紹介している「コープの宅配」は、滋賀・京都・奈良・大阪・和歌山エリア(コープきんき)向けのサービスです。エリア外にお住まいの方は、お近くの生協やネットスーパーの宅配サービスもあわせてご確認ください。まずは資料請求だけしておくのもおすすめです。コープの宅配 公式サイトはこちら

フードデリバリー

出前アプリを使えば、調理済みの食事をそのまま届けてもらえます。うどんやおかゆ、スープ系のメニューを提供する店舗を事前に把握しておくと、体調不良時にすぐ活用できます。

回復期に少し手をかけた食事がとりたくなったら、主菜・副菜がセットになった献立キットも便利です。20分程度で品数のある食事が作れるため、体力が完全に戻る前の「もう少し頑張れそう」なタイミングに向いています。

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ドラッグストアの配送サービス

経口補水液や解熱鎮痛剤など、体調不良時に必要な医薬品・日用品を扱うドラッグストアの中にも、宅配に対応している店舗があります。近隣の対応状況を事前に確認しておくと安心です。

置き配の指定を忘れずに

いずれのサービスも、対面での受け取りが体調的につらい場合は、置き配や宅配ボックスでの受け取りを指定しておきましょう。インターホン越しの対応さえ難しい体調のときに、置き配の指定は大きな助けになります。多くのサービスで、注文時に配送方法を選択できます。

狭いキッチンでも困らない、備蓄の量と収納方法

単身赴任先の部屋は、収納スペースが限られていることが多いものです。大量に備蓄する必要はなく、以下のような量を目安にすると、場所を取りすぎずに備えられます。

  • 経口補水液・スポーツドリンク:合計4〜5本程度
  • ゼリー飲料・レトルトのおかゆ:それぞれ2〜3個程度
  • 缶詰スープ・レトルトうどん:それぞれ2〜3食分程度

収納は、キッチンの一角や収納ボックス一つに「体調不良用ストック」としてまとめておくのがおすすめです。普段の食料と混在させず、専用の場所を決めておくことで、いざというときにすぐ取り出せます。賞味期限を定期的に確認し、期限が近づいたものは普段の食事で消費して入れ替える、というローテーションを意識すると、無駄なく備蓄を保てます。

まとめ:食の備えは「常温・調理不要・玄関先で完結」がキーワード

  • 高熱時は買い出しも調理もできない前提で、常温保存・調理不要の食料を備えておく
  • 水分補給には経口補水液とスポーツドリンク、口にしやすいものとしてゼリー飲料とレトルトおかゆ、回復期には缶詰スープやうどんが役立つ
  • 発熱期・胃腸が本調子でない時期・回復期という3段階で、食べるものを切り替えていく
  • ネットスーパー・フードデリバリー・ドラッグストアの配送を活用し、置き配を指定しておく
  • 狭いキッチンでも収まる量を目安に、専用のストック場所を決めておく

紹介した経口補水液やレトルト食品、宅配サービスは、体調が良いうちに一度試しておくと、いざというときにも迷わず使えます。まずは少量からでも、備えを始めてみてください。

次回は、実際に一人で病院を受診する際の流れと、通院を無理なく乗り切るための工夫について解説します。

このブログ「単身赴任.com」では、単身赴任生活の食費・自炊・健康管理に関するヒントを発信しています。日々の自炊の工夫については、当ブログの料理・食生活カテゴリの記事もあわせてご覧ください。

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