単身赴任者の可処分時間を計算してみる
まず、平日と週末に分けて、単身赴任者が「自分のためだけに」使える時間を計算してみましょう。平日の夜
一般的な会社員の生活リズムで考えると、帰宅後から就寝までの時間は次のようになります。- 帰宅:19:00〜20:00頃
- 夕食・入浴:1〜1.5時間
- 自由時間:20:30頃〜23:30頃(就寝前)
週末
単身赴任者の週末の過ごし方は人によって差がありますが、「毎週帰省する」という方は少数派です。多くの方は月1〜2回程度の帰省にとどまり、それ以外の週末は赴任先で過ごします。 帰省しない週末を「1日8時間の自由時間」と仮定すると(家事・買い物などを差し引いた実質的な自分の時間)、月2回帰省しない前提で計算すると、月あたり土日4日分×8時間=月32時間が積み上がります。年間で計算すると「1000時間」に到達する
平日と週末の時間を年間で合計してみましょう。| 区分 | 週・月あたり | 年間換算 |
|---|---|---|
| 平日の夜(3時間×週5日) | 週15時間 | 約780時間 |
| 週末(帰省しない週、月32時間) | 月32時間 | 約384時間 |
| 合計 | 約1,164時間 |
1,000時間で何が実現できるのか——標準学習時間との比較
資格取得や語学習得に必要な標準学習時間は、各種スクール・資格団体の公表データや一般的な目安として、次のように言われています。| 目標 | 一般的な標準学習時間の目安 |
|---|---|
| 英検準1級レベル | 400〜600時間 |
| TOEIC600点→800点 | 300〜500時間 |
| 簿記2級 | 250〜350時間 |
| ITパスポート | 100〜150時間 |
| 基本情報技術者試験 | 200時間 |
| 中小企業診断士 | 1,000時間前後 |
| 社会保険労務士 | 800〜1,000時間 |
| 中国語検定3級 | 400〜600時間 |
| 新しいプログラミング言語の基礎習得 | 150〜300時間 |
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「なんとなく過ぎる夜」を可視化する
多くの人が実感として持っているのは、「気づいたら1年経っていた」という感覚です。これは、日々の時間の使い方を意識していないために起こります。 試しに、1週間だけ「夜に何をして過ごしたか」を記録してみてください。スマホのメモでも、手帳でも構いません。- テレビ・動画視聴:◯時間
- スマホでSNS・ネットサーフィン:◯時間
- 晩酌・食事:◯時間
- 何もせずぼーっと過ごした時間:◯時間
学習計画を立てる3ステップ
時間の棚卸しができたら、次は学習計画に落とし込みます。 ステップ1:赴任期間から逆算する 赴任期間が2年であれば、単純計算で約2,000時間の自由時間があります。「この期間で何を身につけたいか」を最初に決めましょう。目標が決まっていないと、せっかくの時間も方向性を失います。 ステップ2:週単位の学習時間を確保する 年間の目標時間を52週で割り、週あたりの学習時間を決めます。たとえば年400時間の学習が目標なら、週あたり約7.7時間。平日1時間×5日+週末2〜3時間、という配分が現実的です。 ステップ3:月1回、進捗を振り返る 学習は続けることが最も難しい部分です。月に1回、「今月は何時間できたか」「予定とのズレはどれくらいか」を振り返る日を設けましょう。ズレを早期に把握できれば、翌月の計画を微調整できます。まとめ:時間は「あるかないか」ではなく「気づくかどうか」
単身赴任の夜は、何もしなければただ過ぎていく時間です。しかし、年間で数字にしてみると、資格取得や語学習得を実現できるだけの規模を持っていることがわかります。- 単身赴任者の自由時間は年間およそ1,000時間
- これは難関資格の合格ラインに匹敵する水準
- 大切なのは「時間があること」に気づき、意図的に使い道を決めること



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