【体験談】なぜ毎回こうなる?単身赴任の帰省前日にバタバタする理由

体験記

 単身赴任をしていると、楽しみにしている「帰省」。

 久々に会える家族や友人、懐かしの我が家に帰ることができる。気分も上がりますよね!

 それなのに――なぜか毎回、帰省前日はバタバタする。

 毎回、余裕を持って準備しようと思っているのに、帰省前日は、気がつけば夜遅くまでドタバタ。忘れ物をしたことも1回や2回ではありません。「今回こそは余裕でいこう」と心に誓っても、気づけば前夜に大慌て——それを何度繰り返したことか。

 この記事では、単身赴任者なら一度は経験する帰省前日の慌ただしさの正体を、実体験をもとにまとめました。「あるある!」と思いながら読んでもらえたら嬉しいです。


帰省は「ただ帰るだけ」じゃなかった

 実際に帰省するまでは、

  • カバンに荷物を詰める
  • 戸締まりをする

 それだけだと思っていました。

 でも実際は、やることが想像以上に多いしかも、それらのほとんどが「前日に気づく」という共通点があります。一つひとつは大したことじゃないのに、それが重なると時間がどんどん削られていく。気づけば深夜——そんな経験を何度したか分かりません。


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理由①|洗濯とゴミ出しを忘れていた

 帰省中は部屋を空けるため、洗濯を済ませたい、生ゴミを残したくない——と思っているのに、気づくのは前日の夜。

  • 洗濯機を回す
  • 乾かす時間が足りない
  • ゴミ出しは朝一限定

 結果、時間との戦いになります。

 特に困るのが「乾燥」。洗濯は回せても、干す場所が足りなかったり、部屋干しだと翌朝までに乾かないことがある。それでも「帰ってきたときにカビが生えた洗濯物が残っているのは嫌だ」という気持ちがあるから、無理にでもやろうとしてしまう。コインランドリーに駆け込んだことも何度かあります

 ゴミ出しはさらに厄介で、収集日が合わないとどうにもなりません。生ゴミを袋に二重にして冷凍庫に入れておく、という荒技を使ったこともあります


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理由②|冷蔵庫の中身整理が地味に大変

 冷蔵庫を開けてみると、

  • 賞味期限ギリギリの食材
  • 開封済みの調味料
  • 冷蔵庫の謎ストック

 「帰省中に傷むかも…」と慌てて消費しようとして、無理な自炊をするか、結局捨てるか、という二択になります。計画性のなさを反省する瞬間です。

 特にやっかいなのが「開封済みの調味料」。醤油や味噌、ポン酢などは冷蔵保存が必要なものが多く、長期間家を空けることへの心配は尽きません。「開封後は1ヶ月以内に使用」という表記を見るたびに、帰省から戻ってすぐ捨てることになる未来が見えます。

 理想を言えば「帰省前日に冷蔵庫を空にする」ことですが、それを実現するには1週間前から食材管理を始める必要があります。頭では分かっているのに、なかなかできないのが現実です。


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理由③|「持って帰る物」が意外と多い

 帰省前になると、持ち物のリストがどんどん膨らみます。

  • 仕事の資料
  • 家族へのお土産
  • ノートパソコン
  • スマホの充電ケーブル
  • 着替え(下着を含む)
  • 美容機器(男性はシェーバー、女性は化粧品など)
  • 洗面具(歯ブラシ、歯磨き粉など)

 最初に想定していた量を超えてくるのが現実。カバンに入りきらず、荷物の取捨選択で時間を取られます。

 さらに「せっかく帰るなら地元のものをお土産に」と思い立ち、当日になって土産物を買いに走ることも。家族に頼まれていた「赴任先の名物」を忘れていたことに気づくのも、たいてい前日の夜です。

 「自宅に置いてある私物を持ってきてほしい」という家族のリクエストが前日に届くことも珍しくありません。そのたびに「もっと早く言ってくれ…」と思いながら、荷物を詰め直しています。


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理由④|部屋を少しでも綺麗にしておきたい

 誰も来ない部屋なのに、ゴミが散らかっている、洗い物が溜まっているこの状態で出かけるのが、なぜか気持ち悪い。

 結局、軽く掃除して水回りをチェックして——「最低限でいい」ができない自分に気づきます。

 これは「帰ってきたときに気持ちよく過ごしたい」という気持ちからくるのだと思います。疲れて帰宅したとき、散らかった部屋よりも整った部屋の方が気持ちが楽になる——それが分かっているから、出発前でもつい片付けてしまう。

 シンクに洗い物を残したまま出発することへの罪悪感、排水溝の汚れが気になり始めたら最後、掃除が止まらなくなる——気づいたら1時間経っていたなんてこともありました。


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理由⑤|仕事の引き継ぎ・連絡が直前になる

 帰省=休みとは限りません。

  • 休暇連絡
  • 緊急時の対応
  • 仕事の引き継ぎ

 これを前日にまとめてやりがち。仕事と私生活が交錯して、余計に慌ただしくなります。

 「明日から休みます」という連絡だけでは済まず、「不在中にこの件が来たら〇〇さんに対応をお願いします」という引き継ぎメモを作ったり、未読メールへの返信を片付けたり。帰省前の仕事の締め方が甘いと、連休中にもスマホが気になって休めなくなります。

 帰省を「完全に仕事から離れる時間」にするためには、前日ではなく数日前から意識的に仕事を片付けておく必要があります。分かっているのに、なかなかできないのが正直なところです。


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それでも毎回学ばない理由

 ここまで分かっているのに、なぜ毎回バタバタするのか。答えはシンプルです。

  • 帰省が楽しみで気持ちがそわそわする
  • 「まだ大丈夫」と根拠なく思ってしまう
  • 直前まで日常の仕事や家事が続く

 人は楽しい予定の前ほど、段取りが雑になるのです。

 心理学的に言うと、これは「楽観バイアス」と呼ばれる現象に近いものです。楽しみにしている出来事が近づくと、脳が前向きな思考を優先し、「準備は後でいいや」という判断をしやすくなります。旅行前夜に眠れなかった経験、ありませんか?あれと同じメカニズムです。

 つまり、バタバタするのは「単純に計画性がない」からではなく、帰省を心から楽しみにしているからこそ起きる現象でもあります。そう考えると、少しだけ自分を責めなくて済む気がしませんか。


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私が実践している「バタバタ防止策」

帰省3日前ルール

 帰省の3日前から「帰省モード」に入ることを意識しています。具体的には、

  • 洗濯の回数を1回増やし、帰省前日に洗濯物が出ないよう調整する
  • 冷蔵庫の食材を意識的に使い始め、傷みそうなものから消費する
  • 買い物は最低限にして、冷蔵庫に新たな食材を増やさない

 「3日前から少しずつ」が鉄則です。前日にまとめてやろうとするから失敗するので、分散させることで前日の負担を大幅に減らすことができます。

前日やらないリスト

 逆転の発想で「前日にやらないこと」を決めています。

  • 洗濯しない(3日前までに済ませる)
  • ゴミを溜めない(収集日を確認して計画的に出す)
  • 大きな掃除をしない(最低限の片付けだけにする)

 「前日にやること」を決めるより、「前日にやらないこと」を決める方が守りやすいと感じています。制約を設けることで、前日は荷物をまとめるだけに集中できます。

やることリストを作成

 毎回同じことで悩まないよう、「帰省チェックリスト」を作りました。

  • 戸締まりの確認(玄関・窓・バルコニー)
  • ガス・電気・水道の確認
  • ゴミ出し完了の確認
  • 携行品のチェックリスト(充電器・PC・着替えなど)
  • 冷蔵庫の確認(傷みやすいものは処分)
  • 仕事の引き継ぎ完了確認

 スマホのメモアプリにテンプレートとして保存しておき、毎回コピーして使っています。毎回ゼロから考えなくて済むようになったので、出発前の精神的な余裕がかなり違います。


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まとめ|バタバタするのは「真面目な証拠」

 帰省前日にバタバタするのは、だらしないからでも、段取りが悪いからだけでもありません。

 きちんとした状態で家を空けたい——その気持ちがあるからです。帰省を心から楽しみにしているからこそ、準備が後回しになってしまう。それは決してだらしなさではなく、「帰ることへの期待感」の表れだと思っています。

 少しずつ対策すれば、帰省はもっと楽になります。「3日前ルール」「前日やらないリスト」「チェックリスト」——この3つを実践してから、前日の慌ただしさが格段に減りました。完全にゼロにはなりませんが、夜中の12時まで大慌てすることはなくなりました。

 単身赴任者の皆さん、次の帰省前日は少しだけ余裕を持っていきましょう。そのためにも、「3日前から動き始める」ことを今すぐカレンダーに書き込んでおくことをおすすめします。

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